川崎市は、市の各種統計データを他の大都市と比べてランキング形式でまとめた冊子「2015年度版データランキング カワサキをカイセキ!」を刊行した。他都市との比較から、人口増加率が高く、研究機関に従事する人の割合が高い傾向がうかがえる。
政令指定都市と東京都区部の計21大都市の統計を比較した「大都市比較統計年表」(全459ページ)の中から主な数値を取り出し、A4判全28ページで分かりやすくグラフや解説を付けてまとめた。
15年度版で1位だった主なデータは、出生数から死亡数を引いた自然増加数を人口で割った「自然増加率」の高さ(30年連続)▽出生数を人口で割った「出生率」の高さ(26年連続)▽「製造品出荷額等(4兆5484億円)」(2年連続)▽人口10万人当たりの交通事故発生件数、死傷者数の低さ(14年連続)-などがある。
また、臨海部からJR南武線沿線に集積する研究機関の多さを反映し、全従業者に占める学術・開発研究機関の従業者割合も1・64%で最も高かった。
冊子は市のホームページからダウンロードでき、かわさき情報プラザや各区市政資料センターなどで閲覧できる。