
自民党の小泉進次郎氏(衆院11区)が23日、東京都内での講演で、来場者から将来の首相として質問される場面があった。ただ、自身の首相就任について「私に出番はないのでは」と語った。
講演では、人口減少が進む中で社会保障改革の必要性を訴えた小泉氏。その後の質疑で、首相になって目指すビジョンを問われたが、日本の現状を「大きな希望も持っていないと思うが、大きな危機感もない」と指摘した。その上で「『なんとかこのままいきたい』という人が多いときに、大胆に変えることに血道を上げ、スピードを伴って変えたいと訴えている男には出番はないのではないか」との見解を示した。
一方、「この国に必要なのはあらゆる領域での変革だ。これからも訴え続けたい」とも強調した。
衆参同日選を巡っては、「決定できる方(首相)は何も言っていない。火のないところに煙を立てるのがメディアの仕事の一つだ」と述べた。