秦野市は16日、4月1日現在の保育所などの待機児童が9人となり、前年同期に比べて2人増えたと発表した。申し込み児童数に対して施設定員は上回っているものの、各年齢で設けられている定員枠を超過したのが要因。希望する特定の施設に入れなかった保留児童数は前年同期比13人増の78人だった。
申し込み児童数は、前年同期比77人増の2496人で過去最多を更新した。市は保育ニーズに対応するため、4月に市立みなみがおか幼稚園を公私連携幼保連携型認定こども園に移行。市内施設定員は前年同期比85人増の2538人となっている。
ただ1~4歳の定員枠で受け入れきれず、待機児童が2年ぶりに増えた。年齢別の内訳は1歳児4人、2歳児2人、3歳児2人、4歳児1人。
市保育こども園課は「施設を増やすことは難しいが、今後の申し込み状況により、施設の定員を増やすか検討したい」としている。