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横浜市長選連載【下】「金魚鉢」で縦横無尽 伊藤大貴氏

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2017年7月29日(土) 02:00

「金魚鉢」から手を振りながら演説する伊藤氏(左)と江田氏 =16日、横浜市青葉区
「金魚鉢」から手を振りながら演説する伊藤氏(左)と江田氏 =16日、横浜市青葉区

 後部座席に乗る無所属新人の伊藤大貴の全身がはっきり見えるガラス張りの特別な選挙カー。市内を走り回る通称「金魚鉢」が人目を引く。横浜市長選告示後は大型駅や商店街を1日に5~6カ所回って街頭演説に立ち、「食事の時間も惜しい」と移動の車中でおにぎりを頬張って次の駅へ。告示前に撮影した柔和な顔立ちのポスターとは「同じ人とは思えない」と通行人が驚くほど日に焼けた。39歳の若さを生かした運動量で追い上げを狙う。

 「反カジノを明確に訴える」として、出馬を正式表明したのは告示の26日前と、候補者3人の中で最も遅かった。緑区選出の市議を3期10年務めたが、全市的な知名度不足は否めない。かつて秘書を務めた民進党代表代行の江田憲司(衆院8区)や、県内選出の同党参院議員、真山勇一らも応援に入り、懸命に浸透を図る。

 市議時代に所属していた同党は、推薦依頼のあった伊藤と現職の林文子の2人への自主投票を決定した。街頭中心の空中戦を支えるのは、同党のうち旧維新系の地方議員や個人後援会、ボランティアらだ。

 演説に立つ伊藤の横には「7月30日は横浜市長選挙」と書いたのぼりを立て、ビラを配るスタッフが着用する緑のTシャツの背中にも投票日を記す。「組織票がないので、投票率が上がるほど勝算も上がる」(陣営)と、無党派層の掘り起こしに注力する。

 神奈川新聞社の世論調査では現職への批判票を、新人で元民主党衆院議員の長島一由と分け合った。同じく「反カジノ」を掲げる長島との違いをどう打ち出すかにも苦心する。市議時代に地区センターなどで開催してきた「対話型タウンミーティング」を街頭演説でも取り入れ、聴衆からの質問に答える形で「まちづくりの視点からカジノに反対」などと差別化を図る。

 共産、自由の両党から「自主的支援」を受け、「反カジノ」や「中学校給食実現」の公約に共鳴する市民団体からの支持も得た。「市民一人一人の共感の輪を広げることによって必ず結果が出せると信じている」
 =敬称略

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