黒岩祐治県知事と湘南地域と隣接する5市3町の市町長が意見交換する地域別首長懇談会が24日、平塚市役所で開かれた。落合克宏平塚市長は、金目川水系の水害対策に関して要望。2014年10月の台風18号接近による市内の浸水被害などを挙げ、「浚渫(しゅんせつ)で河川水位を下げることができる。住民の安全、自然保護のためにも早期の改修・整備、維持管理が必要」などと訴えた。
鈴木恒夫藤沢市長は20年の東京五輪・パラリンピックについて話し、江の島のバリアフリー化などを通じた「五輪のレガシーづくり」の必要性を訴えた。また、各自治体の魅力発信の内容が紹介され、回遊性を高める道路整備も要望として挙がった。
黒岩知事からは「湘南という言葉自体が国内のブランド力を持っている。五輪開催に向けて県と一体となって進められたら」と話していた。懇談会には知事や県各部長ら、平塚、藤沢、茅ケ崎、秦野、伊勢原の5市、寒川、大磯、二宮の3町の首長が出席した。