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「消防で働きませんか」 消防職員が防火服でアピール

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2019年4月17日(水) 05:00

消防の現場で使う防火服姿で若者にチラシを渡す相模原市消防局職員 =15日、JR淵野辺駅改札前
消防の現場で使う防火服姿で若者にチラシを渡す相模原市消防局職員 =15日、JR淵野辺駅改札前

 JR横浜線淵野辺駅(相模原市中央区)などで15日、市消防局職員が若者らに職員募集のチラシを配った。人材の確保を目的とした市消防局初の取り組み。職員らは活動に当たる際に着用する防火服などに身を包み、懸命にアピールした。

 市消防局の職員は778人。今春は応募者224人のうち34人が合格し、辞退者を除く29人が入庁した。ここ数年は6~7倍の倍率となっているものの、「好景気で公務員や消防職員志望者が減る可能性がある」(同消防局)との危機感から、初めて職員自らが外に出て勧誘活動をした。

 この日は、桜美林大、青山学院大の学生の利用が多い同駅のほか、小田急線相模大野駅でも実施。チラシには消防の仕事に関するQ&Aや初任給など、リアルな情報も記載した。

 銀色の防火服にヘルメット、背には空気ボンベを背負った男性職員2人は改札前に立ち、「消防で働きませんか」と声を掛けながら大学生らに次々とチラシを配布。オレンジ色の救助隊の服装を身にまとった男性や、グレーの救急隊の服装の女性職員も参加し、勧誘に汗を流した。

 大卒程度の採用試験は6月23日で、相模原、横浜、川崎の3政令市が同一日程となっている。

 「まずは、他の市ではなく相模原市を受けてもらうことが必要。また、試験日程が異なる東京消防庁が一番人気になる傾向があるので、それでも相模原を選んでもらうよう呼び掛けた」と担当者。両駅合わせて約千枚のチラシを手渡したが「『消防で働きます』と応えてくれる男子学生もいた」と好感触を得た様子だった。

 
 
 

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