
小泉純一郎元首相は14日、河野太郎外相(衆院15区)について、「ポスト安倍」の候補になり得るとの認識を示した。TBSの番組収録で述べた。
安倍晋三首相の次の首相候補を問われた小泉元首相は、「私の口から言わないほうがいい」としたが、河野氏について話が向けられると「もう十分な候補だと思う。あとはどうやって実績を積んでいくか、信頼を得るかだ」と言及。
石破茂元幹事長には「もっとはっきり言ったほうがいい。歯切れが悪いね」、岸田文雄政調会長については「頭がいい。ただ、話が分かりやすいかというと、そうではない」と評した。その上で、注目を集める話し方として「大事なのは短く、分かりやすく言うことだ」と助言した。
次男の進次郎氏(衆院11区)については「政治家だから、若ければ、できたら総理になってみたいという気持ちはあると思う」と指摘。一方で、経験が足りないとし、「私は勘でやっていると言われたが、経験や勉強があるから勘が働く。賛否両論ある問題を乗り越えていく過程で、備わってくるだろう」と話した。