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通行帯に事故減少効果
213キロの自転車網整備へ 川崎市が計画案

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2019年1月29日(火) 02:24

市道にペイントされた自転車走行のピクトグラムと矢羽根。自動車のドライバーにも見やすいデザインになっている=川崎市多摩区
市道にペイントされた自転車走行のピクトグラムと矢羽根。自動車のドライバーにも見やすいデザインになっている=川崎市多摩区

 自転車を安全で快適に運転できるよう、川崎市は自転車道や専用通行帯などを整備する「自転車ネットワーク計画」案をまとめた。事故の多発地点や利用者の多い地域から優先的に整備に着手。現在の総延長約20キロを、10年後の2029年度末までに213キロへと拡大し、市内に自転車ネットワークを完成させる青写真を描く。

 市自転車利活用推進室によると、17年の市内の自転車関連の事故は1112件で、交通事故全体に占める割合は30・6%だった。13~17年の事故の発生場所は、駅から約1キロ圏内が43・8%を占めている。

 同室は、自転車の通行帯であることを示す矢羽根ペイントを15年度に車道へ施した市内の12区間について、自転車関連の事故件数を整備前後で比較。整備前は年平均13・4件だったが、整備後は同6件に減った。JR武蔵小杉駅南口周辺では、歩道走行の自転車が整備前後で29%から8%に減少する効果もあった。

 結果を踏まえ、市は同種の対策を全ての主要駅周辺で推進するため、今回の計画案を策定した。13エリアを抽出した上で、▽自転車関連の事故件数(過去5年間で5件以上)▽自転車利用者数▽市内各駅の乗降者数▽シェアサイクルの実証実験の予定地-の4条件を基に点数化し、整備の優先順位を決めた。

 19~21年を第1期とし、整備に着手。最も点数の高かった登戸・向ケ丘遊園駅周辺の15・7キロと、次点の武蔵溝ノ口・溝の口駅周辺の8・4キロを対象とする。羽田連絡道路の建設に伴い自転車道が整備され、シェアサイクルの実証実験も行う殿町(川崎区)周辺の6・3キロも優先的に整備することにした。

 第2期以降は13エリア内の整備と並行して、各エリアを結ぶ幹線道路などでの整備も順次進めていく。既存の多摩川サイクリングコースは観光での活用も見込み、川沿いに点在する生田緑地や等々力緑地、殿町周辺地域を自転車で回遊できるよう細かな路線を整備する。第3期(26~29年)までに構築されるネットワークは総延長で213キロに及ぶ見込みという。

 同室の担当者は「今回のネットワーク計画はハード面だが、ルールやマナー啓発などソフト面の対策にも引き続き取り組み、自転車を活用した魅力あるまちづくりを進めていきたい」としている。

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