海老名市教育委員会は2018年度から地域住民が参画する学校運営協議会制度「コミュニティ・スクール(CS)」を全小中学校に設置する意向を示した。
14日の市議会6月定例会で、志野誠也氏(創志会)の一般質問に伊藤文康教育長が答弁した。
CSは04年度に創設され、委員の権限を現行の学校評議員より強化し、地域に開かれた学校の実現を目指す。市内では16年度1小学校、17年度1中学校(9月予定)でモデル的に先行設置している。
伊藤教育長は「小中一貫教育とCSは海老名の教育改革の柱。学校運営を教職員だけで進めていくのは限界に来ている。地域の方にできる範囲で協力してもらうことが重要になる」と設置の狙いを説明した。
隣接する厚木市教委は17~18年度に全小中学校での設置を進めている。