複数の教え子にわいせつな行為をしたとして、県教育委員会は5日、平塚市立中学の男性教諭(29)を懲戒免職にした。
県教委によると、教諭は昨年10月から今年1月にかけ、3年だった女子生徒(15)に対し、校内の階段踊り場で、下着の中に手を入れて胸を触ったり、キスをするといった行為を10~15回ほど行ったほか、授業中に10回以上、胸をつつくなどした。
今年7月には、卒業生の女子高生(16)を「ドライブに行こうか」とメールで誘い出し、乗用車内で同様に胸を触るなどした。
2人の被害生徒は教諭が顧問の部活動の先輩後輩。2人で校長に相談したことから問題が発覚した。2人とも教諭に拒否の意向を示していたという。
教諭はこの2人の教え子に加え計4人に昨春から今夏にかけ、「スキだよ」「胸触らせて」とのメールを送った。教諭は県教委に「メールのやりとりからエスカレートしてしまった」などと説明しているという。県教委は監督責任を問い、校長を戒告処分にした。「被害者に慎重な配慮を要する場合、氏名などを公表しない」として、教諭の名前や校名などを明らかにしていない。
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