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衆院補選で民主大敗、逆風に県政界も波紋/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2010年10月25日(月) 23:23

衆院北海道5区の補選で民主党新人・中前茂之氏が自民党前職・町村信孝元官房長官に大敗したことは一夜明けた25日の県政界へも波紋を広げた。両党の県組織幹部は負けた方はもとより、勝者も「浮かれてはいられない」などと厳しく総括。「政治とカネ」をめぐる問題への民意の逆風の厳しさをかみしめていた。

「小沢一郎元代表は、政治倫理審査会への出席を強く要求されれば応じるべきだ」。補選で示された民意を踏まえ、北海道出身で民主党県連の水戸将史幹事長(参院神奈川選挙区)は明言した。

一方で「町村氏は重量級の相手であり、敗れたことは残念だが織り込み済みでもある」とも付言。参院予算委員会理事として「国会運営においては正々堂々と議論し説明もしていくので、野党側も言い掛かりをつけるようなことはやめてほしい」と注文を付けた。

統一地方選への対応については「攻撃は最大の防御。積極的に候補者を立てていく」と説明。「県内第1党」を目指す県連方針をあらためて強調した。

自民党横浜市連の松本純会長(衆院比例南関東)は25日夜、都内で自身のパーティーを開催。5区勝利への安堵(あんど)の声は聞かれたが、浮かれムードはなかった。

党副幹事長として北海道へ応援に入った松本氏は「危機感いっぱいの選挙戦だった」と感想。「派閥偏重」など町村氏へのネガティブな攻撃も逆に引き締め材料とするなど、「党地方組織の底力を感じた」という。

「政治とカネ問題への対応を示せず、補正予算では案すら出せない政権サイドが自壊した面もある」とした上で、「政治全体への国民の目は厳しく、浮かれてはいられない。統一地方選などへ向け国会運営にも力を注ぎたい」と見据えた。

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