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精神疾患や発達障害…共に働こう 職場の秘訣 雇用促進へ川崎市が冊子

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年9月14日(水) 10:15

障害者雇用の成功のヒントをパターンごとにまとめた冊子
障害者雇用の成功のヒントをパターンごとにまとめた冊子

 川崎市は障害者を雇う企業や働く障害者に聞き取りを行い、障害者雇用で陥りがちな課題や解決策をパターンごとに整理した冊子をまとめた。精神疾患や発達障害のある人の受け入れに戸惑う企業は少なくないが、共に活躍できる職場づくりのヒントにしてもらおうと初めて作成した。 

 タイトルは「障害者の活躍を生み出す働き方をつくるパターン・ランゲージ」。パターン・ランゲージとは、誰かが行ってきた工夫や秘訣(ひけつ)を記述し共有する方法。80ページあり、市のホームページからダウンロードできる。

 市障害者雇用・就労推進課は障害者4人、企業6人、就労支援機関8人に聞き取りし、障害者の活躍を生み出す成功体験を30のパターンに集約。「トップの宣言」「社内サポーター」「苦手の回避」「配慮リスト」などに分けて取り組みを説明している。

 「ウェルカムサイン」では孤立しがちな障害者への対応を紹介。配属初日に本人用の机やロッカーを準備したり、趣味やスポーツの話で何げない声掛けを続けたりする職場の雰囲気づくりを勧めている。

 順調に仕事をこなす障害者に対しては、限界を超えて頑張り息切れする傾向も少なくないことから「だいじょうぶの確認」を挙げ、定期的に話し合う機会の確保を提案。障害者側にも「アクセル&ブレーキ」を求め、頑張り過ぎる時と慎重になり過ぎる時を自覚するよう求めている。

 
 

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