来年4月29日に任期満了を迎える南足柄市長選で、元小田原市職員の杉本健二氏(55)が14日、小田原市役所で記者会見し無所属で出馬する意向を明らかにした。
杉本氏は「箱根と南足柄を結ぶトンネルを国道として建設し、外国人観光客を呼び込み、地域経済の活性化、雇用拡大を図りたい」と訴えた。
3選を目指す沢長生市長(63)が主張する小田原市との合併を行った場合には「吸収合併になる。小田原に予算などを握られた状況ではトンネル建設は不可能になる」とし、合併に反対する考えを示した。
杉本氏は南足柄市出身で明治大政経学部卒。小田原市役所を2008年12月に退職し、明大大学院に在学中。
同市長選には杉本氏と沢市長のほか、元南足柄市上下水道部長の加藤修平氏(61)、元市議の滝本妙子氏(61)も出馬する意向を表明している。9月2日現在の有権者数は3万6287人(男1万7960人、女1万8327人)。
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