任期満了に伴い11月28日に投開票される大磯町長選に、元東海大学医学部付属大磯病院長の中崎久雄氏(68)が8日、無職属で出馬すると表明した。平塚市役所で記者会見した。
中崎氏は、町長と議会の対立が続く現町政を踏まえ、「町は“しがらみ病”を患っていて、肝心な物事が前に進まない。しがらみなくぶれずに実行し、責任を取る政治が必要だ」と訴えた。政策では、企業誘致や市街化調整区域の活用による経済活性化などを掲げた。病院長時代の経営手腕を生かし健全な財政づくりにも取り組む。「情報を共有し話し合って問題を解決していきたい」と話した。
中崎氏は神戸大学医学部卒。東海大健康推進センター所長や大船中央病院長を歴任してきた。同町の姉妹都市協会会長も務める。町長選には現職の三好正則氏(65)が出馬の意思を表明している。
【】