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鎌倉・旧川喜多邸別邸が県内2例目の景観重要建造物に、アラン・ドロンも来訪/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2010年9月1日(水) 20:27

鎌倉市は1日、日本映画の発展に大きく貢献した川喜多長政・かしこ夫妻の旧別邸が景観法に基づく「景観重要建造物」に指定されたと発表した。川喜多夫妻が1961年、哲学者の和辻哲郎氏の住んでいた母屋を東京都練馬区から移築したもので、旧和辻邸とも呼ばれている。同建造物の指定は県内では逗子市の旧脇村邸に次いで2例目。

旧川喜多邸は、母屋と別邸からなり、川喜多夫妻の遺族が1994年、市に寄贈した。市では母屋を建て替え、ことし4月に市川喜多映画記念館としてオープンさせた。

今回指定された別邸は木造平屋で、もともとは大山のふもとにあった古民家。和辻邸として移築された後、鎌倉に再び移築された。川喜多夫妻がアラン・ドロンら世界的スターらをもてなした逸話も残る。

市では、映画文化や歴史的な意義を有する建物であることや、背後の山並みと調和した鎌倉旧市街を代表する景観であることを評価し、指定に踏み切った。

指定を受けると、外観の変更などに市長の許可が必要となる一方、相続税の軽減などの優遇措置が受けられる。鎌倉市では、市条例に基づく独自の「景観重要建築物」の指定制度があるが、外観の変更は届け出だけで可能な点が大きく異なっている。

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