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横須賀市救急医療センターの移転を表明、吉田市長が公約の改築を断念/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2010年8月20日(金) 19:55

横須賀市の吉田雄人市長は20日、市救急医療センター(三春町)を新港埠頭(ふとう)(新港町)に移転する方針を表明した。2014年度早期の運用開始を目指す。マニフェスト(選挙公約)で主張した現建物の改築拡充を断念し、蒲谷前市長時代の方針を踏襲する形となった。吉田市長は「新築のほうが財政面での負担が軽減できる見込みとなったため」と方針転換の理由を述べた。

市によると、新しい救急医療センターは新港埠頭の交流拠点内に建設する。敷地面積は約4千平方メートル。3階建ての建物には、指定管理者である同市医師会の医師会館を併設。センター部分は1階と2階の一部に置き、総床面積約1900平方メートルという。現センターは約1200平方メートル。

詳細は今後詰めるが、感染症の隔離室を新設するほか、診療室も現状の1室から2室に増やす。駐車場も拡大。吉田市長は「今後は診療科の増設も医師会と協議したい」との意向を示した。

当初は総床面積2500平方メートルの規模を想定し、センター部分の建設費は約8億5千万円かかるとみられていた。しかし、その後の医師会との交渉で施設の規模を抑えることが可能となり、建設費は改築した場合の6億4千万円を下回る見込みという。

吉田市長はマニフェストで市長就任2年目までに救急医療センターの運営、改築などを改善するとしていた。しかし、市議会や医師会は新港埠頭への移転拡充を要求していた。マニフェストを見直したことについて、市長は「事業をしっかり評価した結果。市民にも堂々と説明したい」と強調した。

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