相模原市は12日、市営峰山霊園合葬式墓所(南区磯部)の第1期公募を9月1日から始めると発表した。焼骨の受け入れから埋蔵まで敷地の管理を含めて、市が管理運営する。市営の合葬式墓所は同市で初めて。埋蔵室に約2500体、合葬室に約5千体埋蔵でき、第1期では500体を募集する。供用開始は2011年3月1日を予定している。
合葬式墓所は、家族による墓の継承を前提としない墓所形態を求める人らに対応し、多くの焼骨を一緒に埋蔵して管理する。
市公園課によると、峰山霊園合葬式墓所は今年6月着工し、11年2月に完成を予定している。鉄筋コンクリート建てで、敷地面積約1100平方メートル、総床面積約190平方メートル。建設工事費は約1億4900万円。
墓所使用許可日から20年は骨つぼの状態で埋蔵室に埋蔵し、その後は骨つぼから袋に移し替え、他の焼骨と一緒に合葬室に埋蔵する。使用料は1体につき9万円で管理料は不要。施設内への一般の立ち入りはできず、参拝は墓所内の参拝所で行う。
09年9月1日以前に市に住民登録し、市内に以後、在住している人が対象。応募者多数の場合は10月下旬、公開抽選により決定する。
申し込みは、市役所や区役所、まちづくりセンターなどで9月1日から配布する専用申込書に必要事項を明記し、〒252―5277、相模原市中央区中央2の11の5、相模原市役所公園課あてに郵送する。締め切りは9月30日(消印有効)。問い合わせは、市公園課電話042(769)8243。
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