幅広い層の市民の声を市政に反映させるための茅ケ崎市の取り組み「市民討議会」が4日、茅ケ崎市役所分庁舎で開かれた。無作為抽出などで選ばれた市民30人が、スポーツ振興をテーマに車座になって意見交換した。
今回のテーマは「豊かなスポーツライフの実現に向けて」。漠然としたテーマだった前回の反省を生かし、より具体的なものを設定。市民は5人ずつのグループに分かれ、スポーツ振興のための課題やその解決方法を話し合った。
各グループからは「限られた市民だけでなく、スポーツを始めたい人も利用できるよう、スポーツ施設を増やしてほしい」といったハード面への要望や、市内で活動するサークルやスポーツ大会の開催時期、施設の利用方法などの情報提供のあり方を見直すよう求める声が多かった。「障害者と健常者が一緒にスポーツを楽しめる体制を整えるべき」との意見も出た。
市は本年度中に策定する「(仮称)茅ケ崎市スポーツ振興基本計画」など今後のスポーツ施策に、市民の生の声を活用する。
市民討議会は、文教大学湘南総合研究所と茅ケ崎青年会議所で構成する実行委員会が市と協定を結び、昨年度から実施。住民基本台帳から無作為抽出した市民のうち参加希望者を抽選し、当日は20~79歳の市民30人が出席した。
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