今夏の参院選に向け、小田原市選挙管理委員会と市明るい選挙推進協議会は、投票を呼び掛けるトイレットペーパーと紙コースターを作製した。それぞれ200ロール、1万5千枚を用意。市内の飲食店に配布する。
市選管はこれまでの選挙で、ポケットティッシュを配って啓発してきたが、通行人になかなか受け取ってもらえなかったという。家族や友人が集まる飲食店で参院選を話題にしてもらい、投票率アップを目指す狙いだ。予算は約10万円。
トイレットペーパーは白地に青字で、期日前投票の案内、公職選挙法が禁止する寄付行為の紹介などが印刷された。コースター(9センチ四方)は中央にイメージキャラクターの「めいすいくん」をあしらい、「事業仕分けはどうなったの?」「デフレはいつ終わるの?」といった標語が添えられている。
前回参院選(2007年7月)の投票率は54・71%。市選管は「ティッシュペーパーより効果が見込める。前回の投票率を上回りたい」としている。
市選管は協力店を募集し、27日からポスターと一緒に配布を始める。100~150店舗の協力を目指している。トイレットペーパーは1ロール単位、コースターは100枚単位で受け付けている。問い合わせは、市選管電話0465(33)1742。
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