1日付で就任した川崎市の三浦淳副市長(57)は、同日開かれた記者会見で「市民生活に密着した基礎自治体としての施策と、(先端産業など)日本の成長戦略を担う役割とのバランスが取れたまちづくりを進めていきたい」と抱負を語った。
三浦氏は1975年に入庁し、財政課長、企画部長などを経て2006年1月から総合企画局長。新川崎地区や殿町3丁目地区で進められているナノテクノロジーやライフサイエンスなど先端分野の研究開発拠点の集積に携わってきた。
「川崎は若い世代が流入する一方、古い時代に開発された団地などでは高齢化が急速に進んでいる。川崎は若いまちといわれるが、実際にはまだら模様。きめ細かく対応していきたい」と話した。
趣味は料理。「和洋中何でも」といい、職場には弁当を持参している。歩くことも好きで、休日には東海道を歩き関西を目指しているという。
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