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三浦との広域ごみ処理施設、建設候補地に長坂地区/横須賀市

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2010年1月29日(金) 00:20

横須賀市は28日、三浦市と共同で行う可燃ごみ処理施設と不燃ごみなどの選別施設の建設候補地に同市長坂5丁目の民有地を選んだことを明らかにした。老朽化が進む焼却施設の南処理工場(神明町)に代わる施設で、2013年度に着工し、19年度までの稼働開始を目指す。ただ、西部地区にはごみ処理施設が集中しており、地元住民の反発や不安は強い。計画通りに進むかどうかは不透明な状況だ。

建設候補地は広さ約4ヘクタール。プラスチック類減容固化施設に隣接する山林で、西武鉄道(本社・埼玉県所沢市)が所有している。横須賀、三浦両市のごみ処理広域化基本計画に基づき、可燃ごみのうち生ごみをバイオガス化する資源化施設(最大処理量1日当たり400トン)、可燃ごみと可燃性粗大ごみの焼却施設(同300トン)、不燃ごみなどを破砕選別する施設(同50トン)の計3施設を整備する。

ごみ収集車を建設候補地に搬入する場合、現在は山科台側のルートしかない。市では稼働するまでには北側からの搬入路も整備し、車両の分散を図るとしている。搬入路の用地などを含めると買収用地は38ヘクタールに上るという。施設の建設費や土地買収費、造成費など長坂地区の総事業費は296億円が見込まれている。

横須賀市は南処理工場の老朽化などに対応するため、三浦市と共同でごみ処理施設を建設して施設を利用し合う「ごみの広域処理」を目指している。当初計画では、選別施設は15年度、焼却施設と資源化施設は17年度から稼働予定だったが、建設地の造成期間を確保するためいずれも2年遅れとなる。不燃ごみの最終処分場は三浦市内に整備する。

吉田市長は報道陣に対し、「広域化処理はぎりぎりのタイミング。地元住民には誠心誠意理解を求め、必要なことはしていきたい」と述べた。

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