災害に備え、相模原市議会が防災用ヘルメット150個を議場に配備することになり、議員43人が使用方法を学ぶ避難訓練が12日行われた。市議会局によると、議場内で議員や理事者、傍聴者向けに配備するのは県内の市町村で初めてという。
昨年4月の熊本地震で、熊本市議会の議場天井が落下した様子を写した画像がプロジェクターで映し出される中、阿部善博議長は冒頭あいさつで「地震や各種災害は頻度や規模が年々大きくなっている」と指摘し、災害への備えの必要性を強調した。
ヘルメットは折り畳み式で一つ約3千円。議会局職員が使用法を説明し、議長の宣言で全員がヘルメットをかぶり、順番に議場から退出する訓練を実施した。
今月19日に開催予定の第1回臨時会議から正式に配備される。