慶応大学と川崎市はこのほど、相互に有する人的・物的・知的資源を活用することで、地域社会や研究、産業振興に貢献していくため、「連携・協力に関する基本協定」を結んだ。
調印式は14日、慶大新川崎タウンキャンパスで行われ、清家篤塾長と阿部孝夫市長が協定書に調印した=写真。
両者は1999年、当面10年間の間、幸区での「新川崎・創造のもり計画」について協力する協定を締結。2000年春には、相互の連携・協力により、先端的な産官学共同研究を担う施設として同キャンパスを開設した。これまで、電気自動車の開発など産官学共同による14の先導的研究プロジェクトを展開する一方、子どもたち向けの科学教室なども開催している。
08年3月には、慶大、東大、東工大、早稲田大の4大学が「ナノ・マイクロファブリケーションコンソーシアム(共同事業体)」を発足。09年1月には、同コンソーシアムと市が、ナノテクを中核とした研究拠点を設けて、新産業創出を目指すことで合意している。
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