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参院補選にいまだ党首来ず… 様変わりの「静かな戦い」/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2009年10月14日(水) 13:59

鳩山政権発足後、初の国政選挙となる参院神奈川選挙区補選(25日投開票)は、告示から約1週間。全国で神奈川と静岡だけの戦いだが、いまだ主要3党の党首は神奈川に来県していない。告示初日から党首が顔をそろえた4年前の参院補選とは様変わりした「静かな戦い」。今週末からようやく党首が来県する見通しだ。「党首対決」で世論の関心を高められるか?

2005年10月の参院補選。主要政党は今回と同じ、民主、自民、共産の3党候補が出馬。告示日には当時の民主党の前原誠司代表、自民党総裁の小泉純一郎首相、共産党の志位和夫委員長が横浜駅西口で相次いで熱弁を振るった。その後も、前原代表は計9回来県、小泉首相も中盤に再訪。志位委員長も3回を数えた。

今回は「党首対決」がいまだ実現していない。告示日は民主は千葉景子法相、自民は石破茂政調会長ら、3連休中も民主は菅直人副総理、自民は大島理森幹事長らの応援にとどまっている。

総裁就任後の初陣となる自民の谷垣禎一氏は、11日に静岡入りした。今週末には党公認の角田宏子氏の応援で神奈川に入る予定。来週前半にも足を運ぶ見通しという。ただ、河野太郎氏(15区)と総裁選を戦った相手だけに「(県内では)プラスになるか分からない」(自民関係者)との声も一部で聞かれた。

共産の岡田政彦陣営によると、党中央委員会総会が13日まで開かれ、志位委員長の来県の調整がついていなかった。しかし、「総会が終われば、委員長もフリーハンドになる」(岡田事務所)として、17日に横浜市内などで遊説することが決まった。

政権発足後、外交日程など休日返上で走り回っている鳩山由紀夫首相。民主の金子洋一陣営は要請しているが、まだ返事は来ていないという。各閣僚の応援の決定も「直前でないと分からない」(金子事務所)と話し、政権発足直後の多忙ぶりがうかがえる。

幸福実現党の加藤文康氏の応援には、告示日に木村智重党首が訪れ、次の土・日曜日も調整中という。

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