新たに2施設に指定管理者制度を導入へ/小田原市
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2009年8月17日(月) 00:00
小田原市は2010年度から、新たに梅の里センターと分館曽我みのり館、小田原こどもの森公園わんぱくらんどと辻村植物公園の2施設に指定管理者制度を導入する。
民間の持つ能力を市政運営に導入することで経費節減と市民サービスの向上を図る目的。民間事業者と特定非営利活動法人(NPO法人)などを指定管理者の対象としており、施設利用料を指定管理者の収入とする利用料金制とする。
梅の里センター(同市曽我別所)と分館曽我みのり館(上曽我)は、特産の梅を生かした農業振興と地域の活性化を図るための施設。
わんぱくらんど(同市久野)は、子どもが伸び伸びと遊べる施設でSL型の列車や動物とのふれあい広場、アドベンチャーゾーンなどがある。辻村植物公園は、わんぱくらんどの前にある梅園で、560本の老樹などが植えられている。
それぞれ条例で一つの施設と定められている。
いずれも市議会9月定例会に、両施設に同制度を導入するための条例改正案を提出し、募集要項の配布、説明会の開催などを経て申請を受け付ける。指定候補者を決定後、来年3月に市議会の議決を経て指定管理者と協定を結ぶ計画となっている。
市は06年度からこれまでに市民活動サポートセンター、障害者自立支援施設「梅香園」、上府中公園など7施設に同制度を導入している。
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