相模原市は、同市の行財政改革の行動計画「さがみはら都市経営ビジョン・アクションプラン」で掲げた2008年度の取り組み結果をまとめた。同年度中の達成目標を掲げた28項目のうち、予定通り達成できたのは12項目で、改善の効果額は約10億8千万円だった。
市経営監理課によると、同年度中に達成目標を掲げ、達成されたのは「市債限度額の設定」「公立保育園の民営化」「福祉コミュニティーの形成」などだった。
こうした取り組みの結果、計10億8千万円の改善効果があり、そのうち事務改善や民間への委託などによって約7億8700万円を削減。また、企業立地の促進による税収増、インターネット公売の実施による収納率の向上で約2億9千万円の収入が得られた。
07年度中に達成目標設定され、08年度中に達成された3項目があった一方で、同年度中に達成されなかった13項目には「公共施設駐車場の有料化」「収納対策課(仮称)の設置」「庶務事務の民間委託」―などがあり、本年度も引き続き実施を検討することにしている。
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