任期満了に伴い、10月に行われる鎌倉市長選に、松尾崇県議(35)鎌倉市選出が25日、無所属で立候補する意向を表明した。
松尾氏は同日夜、鎌倉市内で開かれた後援会の会合であいさつ。「鎌倉は危機的状況。市長は辞職勧告を突き付けられ、職員の不祥事は後を絶たない。このままでは未来はない。鎌倉のため、市政のかじ取りを大きく変えなければいけない」と述べた。
1期途中で県議を辞めることに触れ、「批判は承知しているが現状維持という選択はできなかった。誠心誠意、市長として仕事をすることで市民から理解をいただけると思っている」と語った。
松尾氏は鎌倉市出身で、鎌倉学園を経て日大卒。2001年から市議を務め、2期目の途中の07年、県議選に出馬。2万2975票を獲得し、トップ当選を果たした。
鎌倉市長選には、元県議の渡辺光子氏(59)が無所属で出馬を表明。現職の石渡徳一市長は3選出馬について「9月議会をめどに判断したい」と話している。市長選は10月18日告示、25日投開票で行われる。
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