浅尾氏元秘書の逗子市議を除籍処分/民主党神奈川県連
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2009年6月26日(金) 00:00
民主党県連(笠浩史代表)は26日、党の名誉を傷つける内容の民主党機関紙を発行し、衆院神奈川4区(横浜市栄区、鎌倉、逗子市、葉山町)内で配布したとして、君島雄一郎逗子市議を除籍処分とした。
県連によると、君島市議は12日、次期衆院選の民主党の4区公認候補予定者である長島一由前逗子市長について、「市長時代に私的に使ったタクシー代を公費請求した」などと記した党機関紙を、4区総支部に確認せずに4区内の各世帯に配布したという。
君島市議は浅尾慶一郎参院議員の元秘書。昨年9月に県連が長島氏を4区公認候補として申請することを決めた際、党本部などに再考を促す文書を送るなどしたとして、今年4月に役職停止処分を受けていた。
花上喜代志県連幹事長は「タクシー券の件は問題がないと認識している。党内で議論して真偽を確認することもなく機関紙を発行し、党の信頼を大きく損なった」と説明した。
一方、君島市議は「記載内容は事実であり、党の名誉を傷つけてはいない」と反論。県連に不服申し立ての提出を検討するという。
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