横浜市の中田宏市長の2期目任期が2010年4月7日の満了まで残り10カ月を切ったのを受け、自民党横浜市連(松本純会長)と民主党横浜市議団(谷田部孝一団長)は19日、それぞれ中田市政2期の実績、政策を検証するプログラムをスタートさせた。中田市長は現在のところ3期目について意思表示をしていない。いずれも「ポスト中田」も視野に入れ、徹底した検証を行う方針だ。
自民党横浜市連は、国会議員、市議、県議の計15人からなる「中田市政検証委員会」を組織した。委員長は嶋村勝夫市議。委員はほかに、松本会長、菅義偉県連会長、佐藤茂市議団長ら。来週に第1回会合を開く。10月までに検証を終え、独自候補擁立の必要性の有無なども含め、市長選への対応について方向性を打ち出すとしている。
民主党横浜市議団も「市政検証プロジェクト」を発足させ、第1回会合を開いた。メンバーは谷田部団長、1期から8期まで各期代表8人の計9人。座長は7期の中島憲五氏。今後10回程度の会合を開き、10月に検証結果をまとめ県連に報告する。県連で市長選への対応を決める。
24日の第2回会合で検証作業の課題、テーマを決定する。高齢者施策の評価、市長をめぐるスキャンダル報道の問題なども含め市民アンケートも予定している。7月中には各種業界団体や労働組合からの聞き取りも行う。
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