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横浜リヨン姉妹提携50年で演説

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2009年6月1日(月) 00:00

横浜市と姉妹都市提携50周年を迎えたフランス・リヨン市から横浜開港150周年記念式典出席のため来日したジェラール・コロン市長が1日、横浜市会で演説した。絹を通じた交流の歴史を振り返り経済関係の強化を呼び掛けるとともに、「両市は地球を生き返らせる取り組みをしなければならない」と、環境問題への貢献を訴えた。

リヨン市は16世紀から絹織物産業で繁栄。横浜開港以降は、横浜から多くの絹が輸出された。演説でコロン市長は「絹織物の染料技術から化学産業が発展し、医薬品、バイオ産業とイノベーションが進んだ」と横浜と縁の深いリヨンの歴史を紹介。「競争力の中心はバイオ産業。ビジネスセンターには日本からも進出してほしい」と訴えた。

また、「過去1世紀の産業は地球を破壊してきた」とし、「子どもたちの未来のため、持続可能な開発と生物多様性の確保により、地球を生き返らせなくてはならない」と述べた。

コロン市長は社会党全国書記長などを歴任し、2001年に市長当選。現在2期目。2日に離日する。

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