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不祥事相次ぐ新人職員、問われる「面接重視」/小田原

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2013年11月28日(木) 23:05

小田原市の新採用職員がセクハラ問題を起こした県消防学校=厚木市下津古久
小田原市の新採用職員がセクハラ問題を起こした県消防学校=厚木市下津古久

小田原市の新人職員による不祥事が相次いで発覚している。マラソン大会での代走や消防学校でのセクハラといった行為は、市が「人物重視・面接重視」の狙いで導入した職員採用方式の実効性が早速問われることになった。教養試験をなくした影響があるとの指摘もあり、人材確保策の検証が求められそうだ。

今回問題を起こしたのは、市が2013年度に採用したいずれも男性の消防職員(24)と一般事務職員(22)の2人。

消防職員は、4月の採用後、初任教育のために同僚の男性職員6人と県消防学校(厚木市下津古久)に入校。他自治体から入校した複数の女性職員に対してセクハラ行為を繰り返し、8月に依願退職した。

一方、一般事務職員は採用直前の3月に開催された「尊徳マラソン大会」で、知り合いの市職員が代走して入賞したことが発覚。採用の内定は保留となり、半年遅れの10月に入庁した。

2人は、同市が2年前から教養試験を順次廃止し、面接重視に変えた際の採用組。事前の試験対策が不要となった効果で、応募者が全国から殺到、これまでと一転し“狭き門”になっていた。

消防職員の採用試験は11年9月に一般事務職に先行して教養試験を廃止。問題の職員が受験した2年目は224人の応募があり、8人が合格した。

一般事務職は12年5月から教養試験をやめた。1405人が応募、今回の男性を含めた44人が初めて合格。4回に増やした面接をくぐり抜けた。

こうした面接重視の採用方式は、自治体レベルではまだ少ないという。選択の幅が広がる半面、面接官の確保など負担も増える。

庁内では、応募者の増加に「優秀な人材が採れる」と期待する声がある一方、今回の不祥事を受け、「短時間の面接には限界があるのではないか」と懸念の声も聞かれる。

市職員課は「現段階で採用試験の見直しは考えていない」とした上で、「受験勉強による知識偏重の弊害もある。筆記の適性検査を工夫し実施している」と話している。

社会人としての常識や使命感、コンプライアンス(法令順守)など、公務員の基本的資質を見極める試行錯誤が続きそうだ。

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