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特定秘密保護法案が衆院通過:県内議員「審議は尽くした」、「国会の機能放棄」/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2013年11月27日(水) 00:34

自民、公明の与党やみんなの党の賛成多数で衆院を通過した特定秘密保護法案。審議を通じても「知る権利」の侵害や、秘密の範囲の曖昧さといった懸念は払拭(ふっしょく)されず、慎重審議を求める国民世論や野党の訴えに、国権の最高機関は耳を貸さなかった格好。「審議は尽くした」と主張する県内の与党議員に対し、採決強行を目の当たりにした野党議員は「立法府の機能が放棄された」と憤った。

「40時間を超える審議をした。審議が未消化なら修正案を出すには至らない」。菅義偉官房長官(衆院2区)は会見でこう指摘し、「強行採決ではない」との見解を示した。

法案を審議した衆院国家安全保障特別委の委員を務めた自民の星野剛士氏(12区)も「野党の建設的な提案もくんだ真摯(しんし)な審議だった」と振り返り、「修正協議を通じて、特定秘密の指定期間や知る権利への配慮などがより明確になった」と評価した。

「与党の責任」を強調したのは小泉進次郎復興政務官(11区)。「日本を守るため、やるべき事をやるのが与党の責任。多くの国民の不安や懸念が払拭されるよう、努力していくのも責任だ」と今後を見据えた。

同特別委理事で野党との修正協議にあたった公明の上田勇氏(6区)も「修正協議を丁寧にやった。審議が不十分とは思わない」。

野党ながら修正協議を通じ、「党の主張の9割以上が反映された」(渡辺喜美代表)として法案に賛成したみんなの党。造反者を出しながらも、浅尾慶一郎幹事長(4区)は「秘密保護や、外部からの諜報活動への対抗策の必要性は、党公約で主張してきたこと。野党であっても、政策実現の可能性を捉えていくのが基本的なスタンスだ」とした。

◆ ◇ ◆

本会議に先立って、26日午前に開かれた同特別委。「昨日出た4党修正案の審議がたった2時間とは、どういうことか」-。法案採決を宣言した額賀福志郎委員長(自民)を取り囲み、血相を変えたのは民主党の後藤祐一氏(比例南関東)。与党案の問題点を列挙し、党の修正案づくりで中心を担った。それだけに「部分的にこちらの主張も入れながら協議が進んでいた。それなのに」と無念さをにじませた。

修正協議で与党と合意しながら、与党の強引な国会運営に反発し、本会議採決を退席した日本維新の会。松田学氏(同)は「法案には賛成だが手続きに反対ということだ」と解説。中田宏国会対策委員長代理は「自民党から会期延長の言葉は一度もなかった」と明かし、「修正協議を真摯にやってきたのにもったいない。なぜ、1日、2日の審議をケチるのか。画竜点睛を欠く国会運営だ」と与党を批判した。「国会が不正常になれば、他の委員会審議にも影響する」とも言及した。

「福島での地方公聴会では意見陳述者全員が反対。そうした指摘を受け止めずに強行採決するとは」。無所属の阿部知子氏(同)はそうあきれかえり、「被災地への裏切り、国会の形骸化、国際社会の流れへの逆行という大罪を犯している」と指弾した。

【神奈川新聞】

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