自民党の石破茂幹事長は6日、10月の川崎市長選で自民、民主、公明3党の推薦候補が敗北したことについて、「党本部として真摯に反省しなければならない。相乗りは力が出るよりも分散してしまう」と述べた。自民党県連が横浜市港北区のホテルで開いたパーティーで講演した。
石破幹事長は「相乗りであればあるほど、自民は『そうではない選挙よりももっと一生懸命やらねばならない』ということ」との認識を示した。また「衆院選、参院選に勝たせてもらい、これで終わりなのではない。統一地方選に勝って初めて盤石の体制になる」とし、2015年春の統一地方選を見据えた組織の引き締めを図った。
一方、県連会長の菅義偉官房長官(衆院2区)は、安倍政権について「デフレ脱却と財政再建という難しい“二兎”を実現する内閣。厳しい改革を推進している」と述べ、理解と協力を呼び掛けた。
政権発足からこれまでの実績を例示した上で「昨年の今ごろ日本経済は(国内総生産=GDP=成長率の年率換算で)マイナス3・5%だったが、今年4~6月期はプラス3・8%」と、アベノミクスの成果を強調した。
同日のパーティーには、県内の国会議員や首長ら約1800人が出席した。
【】