君嶋千佳子氏(63)は午後11時すぎ、落選の一報が伝えられると、川崎市川崎区の選挙事務所で支持者を前に「掲げた政策は市民の実情に合っていたと思うが、知名度という点で十分なところまでいかず、非常に残念」と述べた。
君嶋氏は、厚生労働省の職員として長年ハローワークで勤めた経験を強調。推薦を受けた共産党の市議らと連動し、雇用問題のほか、臨海部の大規模事業を中止し、中学卒業までの医療費無料化や中学校給食の自校方式での導入など子育てや福祉、暮らし最優先の市政に変えようと訴えた。
共産党が議席を増やした6月の都議選や7月の参院選の勢いに乗りたかったが、思うように支持を広げられなかった。
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