横須賀、鎌倉、逗子、三浦の4市と葉山町の5首長が集まり観光振興や地域課題について話し合う「三浦半島サミット」の初会合が11日、鎌倉市役所で開かれた。三浦半島を全国、全世界に売り込むべく、“5(ゴ)レンジャー”としてトップセールスを行うことなどを確認した。
呼び掛け人は吉田雄人横須賀市長。三浦半島の豊かな自然環境や観光資源を生かし、5市町の相乗的な魅力向上を図る狙い。
同市長は「横浜、川崎、湘南といったブランド力の高い近隣自治体がある中で、半島全体でイメージ向上を図れないかという問題意識があった」とあらためて趣旨を説明。「5人が顔を合わせる機会はほとんどない。連携を主眼にした場を持てたことでさまざまな課題解決にも大変意義がある」と話した。
自由な意見交換ではメディア戦略の重要性に話が及び、山梨崇仁葉山町長が、アイドルグループAKB48のヒット曲を踊り話題になった他県自治体の例を挙げ「われわれも5レンジャーとして広告塔に」と水を向けると、吉田英男三浦市長が「ビジュアル的な問題が…」と渋い顔。一方、平井竜一逗子市長が「やったもん勝ち。踊れと言われれば踊る」と応じるなど、和やかなムードで進んでいた。
サミットでは、5市町をまたぐサイクリングマップの作成や地場産品の相互販売などに着手することも決まった。次回は来年5月に逗子市で開催を予定している。
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