横浜市内の朝鮮学校に支給している補助金について、林文子市長は9日の定例会見で「今の状況では補助金を執行する状況にはないと考えている」と述べ、あらためて交付手続きを見合わせている現状について見解を示した。
林市長は5月の市会本会議で「状況によっては(補助金の)執行について再考せざるを得ない」と答弁。さらに市は4日、国際情勢などに応じて支給しないこともできるよう交付要綱を改正する方針を打ち出している。
9日の会見で林市長は「ミサイル発射や核実験など日本の平和に重大な脅威を及ぼす状況に改善がみられないということで、総合的に見て、市民感情として(支給に)理解が得られないと現在、考えている」と述べた。
市は、市内に3校ある朝鮮学校への補助金として本年度予算に計約250万円計上しているが、北朝鮮の核実験を受け交付手続きを見合わせている。
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