
30日投開票の横須賀市長選で神奈川新聞社が実施した出口調査によると、支持する政党として「自民党」と回答した有権者のうち、6割が広川聡美氏、4割が吉田雄人氏に投票した。
自民支持層は調査対象となった有権者の53・4%と過半数を占め、横須賀が神奈川でも保守色の強い地盤であることを裏付けた。それでも今回の市長選では、自民支持層が吉田氏と広川氏の得票に分かれた形となった。自民と連携した公明党の支持層(5%)は9割が広川氏に投票した。
一方で、「支持政党なし」とした回答は22・1%で2番目に多く、このうち7割は吉田氏、広川氏はほぼ3割の得票となっている。
投票で重視した基準としては「公約や政策」が34・5%で首位。「実行力」が20・6%、「人柄」が18・8%の順となった。
街の課題として重視したものは「まちづくり・産業振興」が36・5%でトップだった。2位は「財政問題」で20・3%。3位は「医療・福祉」の19・5%となった。
▽出口調査の方法 2段抽出法であらかじめ選んだ16カ所の投票所で、午前7時から午後5時台までの間、投票を終えた有権者841人から有効回答を得た。性別、年代、誰に投票したか、支持政党、投票の際に重視した基準など聞いた。
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