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横須賀市長選:接戦制し吉田氏再選、小泉氏支援の広川氏ら破る/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2013年6月30日(日) 23:27

任期満了に伴う横須賀市長選は30日投開票され、現職の吉田雄人氏(37)が、いずれも新人で前副市長の広川聡美氏(61)=自民・公明推薦=、元市民団体代表の岸牧子氏(56)=共産支持=の2人を破って再選を果たした。広川氏は地元選出で自民党青年局長を務める小泉進次郎衆院議員の全面支援を受けて挑んだが、現職で知名度の高い吉田氏に及ばなかった。高支持率を保ちながら参院選に向けて攻勢を強める自公が、地方の首長選では敗北する構図が繰り返された。

選挙戦では、「脱官僚主義」を掲げた吉田氏の1期目4年の実績評価が焦点となった。吉田氏は既存政党などの推薦を受けず、地元経済の活性化や財政の健全化、育児支援の充実、市民の市政参画の促進などを主張。若さも強調して幅広い層から支持を集めた。

広川氏は4年間の吉田市政で街づくりが停滞していると指摘し、国や県との関係強化の必要性を訴えた。陣営では全国的な人気を誇る小泉氏が選挙対策本部長、古屋範子・公明衆院議員が本部長代行として支援。自公をはじめとする市議会の主要会派にも支えられ、分厚い組織戦を展開した。

だが若年層を中心とする市内人口の減少や地域経済活性化などの課題に対する施策の方向性が吉田氏と似通ったこともあり、浸透しきれなかった。

岸氏は米原子力空母の母港化撤回、再生可能エネルギーを活用した産業振興などを訴えて、他の2氏との差別化を図ったが、出遅れが響いた。

投票率は50・72%(男50・49%、女50・95%)で前回を5・5ポイント上回った。当日の有権者数は34万2425人(男16万9100人、女17万3325人)。

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