国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所と中日本高速道路東京支社は30日までに、3月と4月に県内で相次いで開通した圏央道(さがみ縦貫道路)について、開通1カ月後の整備効果の調査結果などを公表した。並行する国道129号の混雑が12%緩和したという。
同事務所によると、3月に開通した海老名インターチェンジ(IC)-相模原愛川IC間では、1日当たり約1万3300~1万6500台が利用。4月開通の茅ケ崎ジャンクション(JCT)-寒川北IC間は約1600~2100台だった。
並行する国道129号の船子北谷交差点(厚木市船子)の交通量を開通前と比較すると、トラックなどの大型車が約23%減少。全体でも12%減り、周辺の渋滞の長さも短くなったという。
同事務所は「今後も継続して調査を行い、整備効果の把握を進めていきたい」としている。
両区間を結ぶ寒川北IC-海老名JCT間は、2014年度中に開通する予定。
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