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横浜市が国内最大規模の省エネ実験、1900世帯対象に/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2013年6月27日(木) 00:05

横浜市は今夏、HEMS(ホームエネルギー管理システム)を導入している市内の家庭のうち、約1900世帯を対象に国内最大規模の省エネ行動実験を行う。集めたデータは、国が今後行う電力料金体系の設計の参考にされる。

実証実験は、経済産業省が「次世代エネルギー・社会システム実証地域」で選定した「横浜スマートシティプロジェクト」の一環。

市は2010年から東芝など複数の民間企業とともに同プロジェクトを展開。これまでの3年間で市内約2500世帯がHEMSを導入しており、今回の実証実験では、CEMS(地域でのエネルギー管理システム)と連携した約1900世帯が参加対象となっている。

実験は7月1日から9月27日までの14日間(平日)を予定。時間は電力需要が逼迫する午後1時から午後4時まで。予想最高気温を基に電力需要が高まると予想される日が実験日となる。

前日にCEMSを通じて参加世帯にメールが送られ、各世帯はHEMSを活用した省エネに向けた行動を考える。

当日はエアコンの設定温度を変えたり、照明を消したり、洗濯や掃除の時間を調整したりする。こうした行動で、ピーク時間帯の電力使用を抑える。ピークカットの削減目標は20%としている。経産省の補助金で、各家庭には電力削減量に応じた報奨金を支払う。

また今回の実験では、通常料金のグループ、ピーク時間帯の料金を高めに設けたグループなど1900世帯を5グループに分けて、ピークカットの効果や最適な価格設定について検証する。

市は今年1月、市内の六つの大規模ビルが連携し、電力需要を調整する実証実験を行っており、ピーク時の使用電力量を平均約17%削減できたという。

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