任期満了に伴う横須賀市長選は23日、告示された。立候補したのはいずれも無所属で、届け出順に現職の吉田雄人氏(37)、新人で元市民団体代表の岸牧子氏(56)=共産支持=、新人で前副市長の広川聡美氏(61)=自民、公明推薦=の3人。30日に投開票される。
「脱官僚主義」を掲げて2009年に初当選した吉田氏の1期目4年の実績に対する評価が主要争点。横須賀市では人口の減少が続いており、昨年4月には藤沢市に抜かれた上、少子高齢化の進展も早い。若年層をはじめとする定住人口の確保や、市税減収と社会保障費の増大で硬直化した財政の改善、地域産業の活性化などをめぐる政策も焦点となる。
吉田氏は「選ばれる街」を掲げ、中心市街地の再生や教育・子育て支援、行財政改革を主張する。
岸氏は育児支援や米原子力空母の母港化撤回、再生可能エネルギーによる経済活性化を訴えている。
広川氏は、育児支援の充実や、国・県との関係強化による投資促進、高速道路料金値下げなどを掲げる。
22日現在の有権者数は34万8651人(男17万2787人、女17万5864人)。
【】