林業再生や地域経済の活性化に向けた取り組みの一環で、秦野市役所本庁舎に地元産のヒノキを一部に利用した天井がお目見えした。ヒノキの香りがほのかに漂う議場で7日から、第2回定例会が始まる。
市財産管理課によると、議場は整備から40年以上が経過。地震でつり天井が落下する恐れがあったほか、天井の吹き付け材に健康被害の原因となるアスベスト(石綿)が使われていた。
今年3月から改修が行われ、天井の外周部に約2・5平方メートルのヒノキの板28枚(計約70平方メートル)を設置した。
市は、市営日帰り温泉施設「弘法の里湯」の内装に秦野産材を使うなど公共施設への利用を進めており、今後は本庁舎のトイレ改修でも使用するという。
【】