7月9日に任期満了を迎える横須賀市の吉田雄人市長が2009年の初当選時に掲げた政策公約(マニフェスト)の達成度を評価する最終検証大会が3日、同市内で開かれた。横須賀青年会議所の主催。09~11年度の3カ年度の事業進捗(しんちょく)状況に対する第三者の総合評価の結果は、100点満点で「75・7点」となった。
行政分野を「自然・環境」「医療・福祉」「教育」「地域経済活性化」など10の細目に分けて評価。「92・0点」から「64・0点」まで差が開いた。「市民サービスの活性化」「地域自治・市民活動の活性化」などは評価が低かった。
評価委員会の代表を務めた牧瀬稔・地域開発研究所主任研究員は「3年間の評価としてはぎりぎり及第点。ただ行政分野(の評価)の差が大きい」と評価した。
吉田市長はマニフェストの事業の実施率について「77・4%」と自己評価した。マニフェストに基づく市政運営について「職員への指示や計画づくりのベースにできたが、柔軟性に欠けるところもある」と話した。
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