葉山町は「防災ガイドブック~もしものときの災害に備えて」を発行し、約1万4千部を全戸配布した。町は「災害時に自助・共助を進めるためのツールとして活用してほしい」と話している。
東日本大震災を受けて、町は全28町内会の各自主防災組織との連携を進めている。「防災情報を1冊にまとめよう」と、新たにガイドブックを作成した。
A4判53ページで(1)地震対策(2)津波対策(3)風水害対策(4)自主防災組織と災害時要援護者対策(5)災害ボランティア(6)火災・救急(7)お役立ち情報-の7章で構成されている。避難地、避難施設が明記された防災マップだけでなく、津波ハザードマップ、洪水ハザードマップ、自動体外式除細動器(AED)マップなど防災関連の地図情報を網羅。大地震や津波が起こった際の注意点や、どう行動するか、準備しておきたい非常用持ち出し品などをイラストを多用して分かりやすく解説している点が特徴だ。
最終ページは「わが家の防災メモ」で、家族や親戚のデータを書き込めるようになっており、町は「家族や近所での話し合い、防災訓練などで活用し、災害時に備えてほしい」と話している。
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