地元産木材で作っています-。小田原市が利用拡大策に試作するバンガローの建設が本格化している。3月末までに5棟が完成、お披露目される予定だ。
「よせぎの家」と命名されたバンガローは、専門家が設計、市内の業者や大学生が建設に参加している。うち1棟はデザインを公募して市民投票などで決定した。
建設場所は同市久野の市キャンプ場「いこいの森」の管理棟前で通りからもよく見える。1月から順次着工した。平屋建てで広さは約10平方メートル、数人が宿泊できる仕様。設計はさまざまで、くぎを使わない特別な工法も採用している。
小田原地区木材業協同組合の太田幹雄理事長は「小田原産材は害虫が入った跡が多い課題はある。強度的に問題のないことを示して消費につなげたい」と話している。
今回のPR事業は、伐採期を迎えながら低迷する地元林業に関心を持ってもらうのが狙い。完成したバンガローは市民に利用してもらうという。
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