「理容所・美容所に洗髪設備は付きもの」-。店舗を新設する際に洗髪設備の設置を義務付けようと、県議会の常任委員会に、議員提案の形で条例改正案が提出されている。
近年、短時間、低料金で髪のカットだけをする専門の理容店が店舗数を増やしているが、切った髪の毛は掃除機のような吸引機で取り除くのが一般的という。
6日開かれた常任委で、提案説明した新井絹世氏(自民党)は「衛生水準が低下する恐れが出てきている」などと述べた。
県条例は、保健所設置市(横浜、川崎、横須賀、藤沢、相模原)以外の市町村に適用されるもの。既設店は適用外。
県議会は2009年2月に請願を採択。11年2月に自民党が条例改正案を提出しようとしたが、他会派の反対で取り下げ、常任委で協議を続けてきた。今回の提案は18日の常任委で最終協議が行われ、改正案を議長に提出するかどうか決める。
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