県は5日、海老名市河原口のガソリンスタンド(GS)跡地の土壌と地下水から、国の基準値を超えるベンゼンが検出されたと発表した。調査結果を受けて県は、GS跡地周辺の井戸の調査とともに事業者に浄化対策などの指導を行う。
県によると、調査はGSの閉鎖に伴い事業者のJX日鉱日石エネルギーによるもの。それぞれ4カ所で基準を超えるベンゼンの値が出た。土壌溶出量の最大濃度は1リットル当たり0・38ミリグラム(基準は0・01ミリグラム以下)、地下水は6・5ミリグラム(同)だった。
GSは1962年12月から2012年3月まで営業していた。ベンゼンは自動車用ガソリンにも含まれており、2000年に1%以下に規制された。
【】