今年で2回目となるロウバイまつりが19日から2月28日まで、松田町の寄ロウバイ園で開催される。今回は足柄茶やユズを使った新たな特産品を販売する予定で、休憩所も新設。同町は昨年の来園者約8千人を上回る1万人を目指し、準備を整えている。
新たに特産品として売り出すのは「ユズこんにゃく」「キュウリのつくだ煮」「ゴーヤーのつくだ煮」「ショウガのつくだ煮」「茶々だんご」の5品。ユズや足柄茶など地場の食材が使われている。
地元農家らでつくる「ロウバイの会」の女性メンバー9人が開発に取り組み、昨年10月に完成。12月に町内の朝市で販売し、好評を博したという。本格的に売り出すのは初という。
また、同町は約860万円を投じ、園内に木造平屋(広さ約90平方メートル)の休憩所を建設。うどんやいなりずしなども販売予定で、いすやテーブルも用意する。
まつりは同町と寄ロウバイの里づくり組合の主催。同園には約4700平方メートルの傾斜地に、ロウバイ約1200本が植えられている。
町環境経済課によると、現在はまだ一分咲きで、見ごろは昨年と同じ2月中旬を見込んでいる。
同課は「花が咲くと甘い香りが漂う。これほど多くのロウバイを見られる場所は近くにはないのでぜひ足を運んで」と呼び掛けている。
問い合わせは、同課電話0465(83)1228。
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