食の地産地消促進を目指す横須賀市や関連業界が、集客の英語対応を急いでいる。米海軍横須賀基地の関係者の購買力を引き出して活用し、地元の活性化につなげたい狙いがある。
横須賀市が3月13日の開業に向けて準備を進めている地産地消の促進拠点「ヨコスカ・ポート・マーケット」(新港町)では、出店者に向けて英語表記への協力を依頼している。運営する市の外郭団体「シティサポートよこすか」は「表記の仕方について各店への支援も考えている」という。
「ポート・マーケット」は鮮魚や水産加工品など13店舗が出店する施設で、集客目標は初年度8万人。商圏は三浦半島と横浜の一部までを見込む。
横須賀商工会議所は、外国籍の客に対応できる地元の店舗を掲載した英文版のガイドブックを発行した。飲食店や物販店、サービス業など67店を紹介している。
横須賀基地内や基地前の飲食店街「どぶ板通り商店街」などで配布中。掲載後に「外国人客が増えた」との声が出ているという。
【】