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12神奈川衆院選:選挙戦最終日、各党県内へ“大物”投入

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2012年12月15日(土) 23:49

衆院選は15日、公示から12日間にわたる選挙戦の最終日を迎えた。冷たい雨が降りしきった県内では、師走の選挙を象徴するような寒さの中、各党が激戦区を中心に党の顔ともいえる“大物”を投入。最後の訴えを繰り広げて追い込みを図った。

守勢を強いられている民主党は、接戦が伝えられる選挙区に若手の代表格、細野豪志政調会長が入った。夜は小田急線本厚木駅前で演説。全国的に自民優勢との観測が流れていることに触れ、「自民党が本当に反省して変わったなら、政権を任せる選択もありかもしれない。でも変わっていない。安倍(晋三)総裁は公共事業中心の経済対策を訴えており、世界から笑われ、心配されている」と批判。巻き返しを訴え、選挙戦を締めくくった。

一方、自民党は、麻生太郎元首相が横浜市内で応援演説。前回総選挙で下野した際のリーダーだけに「仲間を大勢失った後、何が問われているかを考えてきた。答えは景気対策だ」と強調。さらに「今回は郵政選挙のような熱気は感じないが、自公で300議席の勢いといわれる。よほど民主党が悪いということ」と断じた。

ある自民党幹部は自身の選挙区を離れ、相鉄線二俣川駅前などで演説に立ち、自民が推薦している公明党公認候補の名前を連呼。「民主党政権によって壊された安全保障、経済、教育を自公の安定政権で立て直す」と自公協力をアピールした。希望ケ丘駅前では、公明党副代表の松あきら氏が同党公認候補とともに支持を訴えた。

「第三極」として政党乱立の様相を見せた今回の総選挙。新党の党首も駆けつけ、最後まで既成政党に対する批判を展開した。日本未来の党の嘉田由紀子代表は横浜や藤沢市内で「今回の選挙は目の前にある危機を争点から隠しているのが問題。自民党の『原子力村』の人は、まだ原発を動かすという。そんなことを許したらだめです」と声を張り上げた。

みんなの党幹部は、関西や都内で遊説後、夕方から県内入り。JR新横浜駅前で応援演説に立ち「みんなの党はしがらみのない、ぶれない党。選挙目当てで右往左往している政党とは訳が違う」と強調。「増税をストップさせ、景気回復を最優先に行う。工程表を出して将来、原発をゼロにすると訴えているのはみんなの党だけ」と支持を呼び掛けた。

議席倍増を目標に掲げる共産党は、志位和夫委員長が買い物客らでにぎわう元町商店街など横浜市内を遊説。消費増税反対や原発即時ゼロを掲げ「われわれに21世紀の未来を託してほしい」と声を振り絞った。

日本維新の会は、比例北陸信越ブロックに出馬している前横浜市長の中田宏氏が川崎市内で応援演説した。社民党党首で党県連合代表の福島瑞穂氏は基地問題を抱える沖縄県で最後の訴えを行った。

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